シュタイナー教育に学ぶ

上の子の無理難題の対処法

片手に赤ちゃん、
もう一方の手には荷物。
「抱っこー!」と言ってくる上の子への対処法。

こどもはそれが無理難題であることを無意識の中で分かっている。
お母さんの愛情を確かめたくて不満を表現してくる。

こんな時もできれば叱らない方がよい。

例えば、荷物を下に置き、
こどもを2人抱いて、荷物に向かって「おいで」と言ってみる。

当然、荷物は動いてくれない。

「赤ちゃんを置いていったら、やっぱりついて来られないね。どうしよう・・・。
●●●ちゃんが歩いてくれたら、お母さん、とっても助かるな。」
といったやりとりをしつつ、
上の子のその場での「愛情確認」の欲求を満たしてあげる。

日を置いて、上の子と2人っきりになった時には、
膝に抱きながら、
「手が空いているときはいつでもこうして抱っこしてあげるからね。
でも、手が空いてないときはちょっと我慢してね。」
と言ってあげるのも一つの方策。

危機的な状況をユーモアで乗り切り、本質的な部分をきちんと満たせば、叱る機会は少なくなるはず。

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「子どもたちの幸せな未来」を考えるシリーズ9号
シュタイナー教育に学ぶ、子どものこころの育て方より抜粋

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