わたしの描く絵

ある方と話している時に言われたこと。

わたしの描く絵は
「商売向き」ではない。

「作品だ」と。

似顔絵出店する時、儲け目的で出店しているわけじゃない。
と気付いた。もちろん売上が上がることは嬉しいけれど。。。

絵を描く「勉強の為。」
というのが一番大きい。

実際出店している時、たくさんお客さんがきて
ひっきりなしに絵を描いて・・・
っていう日があった。
売上はたくさんあったけれど
心はどこか晴れなかった。
ひとつひとつの作品と向き合う時間がじっくりとれなかったから。
「もったいない」と思った。

逆に、初めて出店した頃、
１日１人しかお客さんがこなかった日。

じっくり相手と向き合い、
その人はわたしの絵を見て泣いてくれた。

魂同士の対話ができた、というくらいの充実感だった。
わたしはこの為に絵を描いてるんだなあと分かった。

似顔絵出店をはじめて、
色んな出来事を経て、
今、似顔絵名刺作成のご依頼をちょくちょく頂いている。

似顔絵を描く前に、その人とじっくりじっくり話をする。
好きな色、場所、夢なんかについて伺う。

その人のイメージを描く。

わたしの中にその人が入ってくる。

どんどん新しい世界へいく。
新しい表現が降りてくる。

今、感じてることを大切にしながら
これからも絵を描いていこうと思う。