箱庭wsへの想い
”自分が1番大切な想いは
人に言いたくない。”
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高校の頃の話を少し。
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12月頃のこと。
美術の授業で「箱庭を作ろう」
と課題があった。
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その頃、父が大病を患い
長期入院していた。
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さみしい病室が明るくなるように
クリスマスの飾りを
箱庭にたくさんちりばめた。
雪だるまやツリーや星。
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父が元気になるようにたくさん想いを込めて作った。
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だけど
先生には
「らしくない表現!どうしたんですか?」と驚かれた。
いつもは高評価してくれる先生からの言葉。
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私はそう言われたことが
ショックでそれからはなにも
喋れなかった。
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自分の大切な本当の想いを
先生に話して
もしこれ以上否定されたら
辛くて耐えられないからだった。
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家族が元気で幸せだから
自分の世界を表現する
ことに集中できてたんだと
気づいた。
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今思えば、本当の想いを
話せばよかったと分かる。
ちゃんと理解してくれる
先生だった。
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だけど私当時の私は
怖くて逃げた。
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そんな感じで
1番大切な想いは
人に話さないところがあった。
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今回お絵描き教室で
箱庭を作ろうと準備をしていて
昔のことを思い出した。
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やはり芸術は自分のためのものだと。
他人から評価してもらうものではない。
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4月から新しい環境がはじまる。
嬉しさや、不安。
言葉にできない想いを
たくさん表現してほしい。
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お絵描き教室ぺたは、
誰かに話したくない想いを
創作活動によってはきだし、
美しく昇華していけるような
そんな場所でありたい。