わたしのこと

徳島に阿波踊りあり

終戦記念日の昨日、ある方とゆったりお話しする機会に恵まれました。

世にはじめて音楽が生まれたきっかけは、人間が神と繋がるためだった。
というお話。

音楽によりトランス状態になり、
無我の境地にいける。

そこは神の領域。
それが祭事だった。

世界中、不思議と、どこにでも音楽はある。
それは精霊と繋がるためだったり、
シャーマンの為の音楽だったりもする。

そして、忌部族が栄えていた昔の日本では、
阿波が神々と繋がる為の役目を果たしていた。
ということ。

ああ、だから今だに阿波踊りとして、
現代にも残っているのか、とすっと腑に落ちた。

なぜ、阿波の人たちは阿波踊りに熱狂するのか?
理由なく、ただただ昔からの遺伝子が覚えているんだ。

音楽によりトランス状態になり、神とつながる。
神と共に生きる時間のきもちよさ。

改めて、徳島って素敵なところだなぁと思う。

 

そして終戦記念日。
終戦というと、死んだじいちゃんの話を思い出す。

捕虜としてフィリピンだったかな?
外国に連れていかれていたじいちゃん。
3年間、土の中に隠れながら生活していたとか、
わたしたちでは、まるで想像もつかない体験を話してくれたのを思い出す。

終戦になり、山口の下関にやっとこさ帰ってこれて、
にぎり飯を食べた、そう。

そのにぎり飯、どんな味がしただろう?
もう、とてもとても、想像もできないな、と思った。

あまり多くを語らず、無口で、淡々と生きたじいちゃん。

じいちゃんにとっての終戦記念日はいつだったのかな?
と夫がぽつりと言った。

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