個展への想い2
今回の個展の裏テーマ。
「死と生」について。
幼少期からずっと「死」が怖かった。
大切な人を失うことが怖くてたまらなかった。
眠りに落ちる時、闇と自分の区別がつかなくなるのが怖くてたまらなかった。
永遠に続く愛に包まれたい。
「答え」をずっと探していた。
たくさんたくさん
遠回りして
自分も他人もたくさん傷つけて
大切な人を失って
かわりに
かけがえのない宝物を与えられた。
私の元にやってきた。
「夫とこどもたち。」
それから
大切な祖母や祖父達を失った。
彼らの死に際、生き様を見つめ、
涙で溢れながらも
死は悲しいばかりじゃない
と知った。
産まれた息子を見て
今まで見たこともないような
顔で笑った。
ひ孫を愛でるじいちゃんの姿が全てを教えてくれた。
命は繋がっていくんだ。
わたしも祖父達のように
命のバトンをこどもたちに渡していく。
娘を産んだとき
たくさんの星々が見守ってくれてるのを感じた。
最初からずっといてくれたんだ。
永遠に続く愛は、最初から与えられていたんだ。